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呑まねども読みにさえなお気の薬これぞ百薬の長が狂歌集 露月亭1766We do not drink but read it - this medicine for the soul, chief of a hundred remedies, is a book full of kyouka!狂歌は「気の薬」になる事は我が特許販売かと思ったが、近世上方の狂歌業書の第24冊を開けて見れば、最初の本がなんとの『狂歌気のくすり』だった。1770年成立で著作権は問題にならずも、二番茶がいやで、新案を考えた果に単行本をしてもっと良い書名『古狂歌 ご笑納ください』に到着した。そして「気の薬」も惜しくなったら、シーリーズを「古狂歌 気の薬 あくまでも不完全大集」と称した。「大全」ではなく「不完全大集」とは、諸君のご協力できたら、改造+拡大をずっと続けてもいいという電脳時代ならではの出版企画を夢見ているからです。上記の狂歌本にあった書名に因む首を詠んだ盲人は、貞柳の高弟子米都の門人。百歳まで生きたかった上方狂歌の祖師貞柳は、八十歳を越えたが体質が協力しかねて1734に他界したも、その門に長生きと同一なる錬金術としての狂歌詠みという潜在発想が続存したかと思う。盲人の歌は、1766明和三年戌の春の「翁金八老人の瞾鑠*たるを見侍りて」、114歳の賀歌の中の一首だ。(*もう辞典にない語が輝いている感じか)。初期狂歌のもう一人の盲人の狂歌も有難い。踏み知らばめくらも蛇におちつべし知らねば易き和歌の道かな 盲人私可多咄17cIgnorance is bliss, as we blind fear not snakes we cannot see, knowing nothing about it, the Way of Waka is easy for me!自分の無知も、けっして負担ばかりでは無かった。とは言え、大人になってから学んだ日本語だ。日本人の清書・校正こそ要るが、原稿を見てくれる人は一人もいない。知人がみな稼ぎに追われし、和書を書く殆どの外国人の世話になる日本人の妻も、手伝いを雇う金銀も無いから、お目を汚す滅茶苦茶のてにをはも、ご笑納下さい。robin d gill
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